お星様になった・・・。

天体観測がとても好きな上司でした。その上司を最後に見送ったのは、２月２０日定年退職の日。まだ６５歳でした。大きな花束を抱え、上司の背中が見えなくなるまで、社員皆で会社の玄関で見送ったのです。「たまに会社に遊びに来るからね。」と言葉を残して・・・。

体調の異変に気付いたのは退職の数日後。咳が止まらず風邪だと思い町医者へ。町医者の診断はインフルエンザでした。処方された薬を飲んでも咳は治まらず、熱もあったため総合病院で再検査後、急性白血病であると判ったのは３月初旬。検査入院の予定が、３月１１日、帰らぬ人となりました。

退職後は、好きな天体観測や山登りを楽しみたいと話されていたのに・・・。

写真は、上司が天体望遠鏡を使って撮影した「皆既月食」です。「月の左下の青くきれいなお星様は5～7等星（皆既の月が暗いから写せるのです）です。」と聞きました。

今頃、大好きなお星様たちに囲まれているのでしょうね・・・。